muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

大竹伸朗全景ほか5つの展覧会

ブリヂストン美術館の看板

 江戸東京博物館、東京都現代美術館、ブリヂストン美術館を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
●ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑(江戸東京博物館)
●荒木経惟 -東京人生-(同上)
●大竹伸朗(おおたけしんろう)全景(東京都現代美術館)
●MOTコレクション 特集展示:みんなのなかにいる私(同上)
●プリズム:オーストラリア現代美術展(ブリヂストン美術館)
●浮世絵展
 葛飾北斎などのいろいろな浮世絵。朝一番に入場したため、全作品を間近でじっくり見られた。(でも早く見終わってしまったけど。)美人画が多かった。北斎の提灯画が面白かった。剥ぎ取られて平面になっていたものを、元のとおり、提灯に貼り付けて展示したもの。(世界初。)扇絵などの面白さに通じるものがある。
●荒木経惟 -東京人生-
 アラーキーの写真人生集大成といった感じ。インスタントカメラで撮ったと思われる写真も結構あり、名をあげるとなんでもありだなという感じがした。アラーキー自身が写ってる写真も散見され、誰が撮ったのだろう・・・。
●大竹伸朗全景
 metroさん曰く「有名な人」だそうだが、僕は今回初めて知った。小学生時代の作文、版画などから、今年制作の作品(この展覧会のために製作したと思われる)まで、ものすごい量、膨大な作品展示。見て廻るだけでお腹いっぱいの気分・・・。抽象画のような油絵、重さ1トンの緞帳など、大きな作品が多い。巨大モニュメントとも思える、「女神の自由」という、NY自由の女神を模した作品が面白かった。
 この人も略歴に、芸大受験失敗したことが書いてあった。(油絵を受けて、一次審査で落ちたそうだ。)
●MOTコレクション
 以前訪れた(ディズニーアート展)ときとまた展示替え。相変わらず質の高いコレクションである。
 今回の目玉はなんといっても、メキシコのスラム街に着想を得た、電灯の作品。勝手に電線から電気を引いてしまう民衆の暮らしにインスピレーションを得ている。すごく幻想的。また、鑑賞者がパーツをはめて「参加」することができる。(僕もいくつか電灯のオブジェを付け加えた。これって、毎日元通りにする(外す)のかなぁ・・・。)
 知っている人の名前があると、ちょっと得した(?)気分。安心感があるというか。
●オーストラリア現代美術展
 オーストラリアと言えばコアラとエアーズロックくらいしか知らない自分にとって、かの国の現代美術は新鮮な体験であった。
 油絵もいっぱいあったが、それよりはオブジェ的な作品の方が面白かった。
 「錠剤のドット・ペインティング」という作品があり、お薬(錠剤)を並べてあるのだが、なんともかわいらしい。日々自分もお世話になっているお薬が、「アート」になるとは・・・。
 この展覧会のために制作された作品も2点あるそうだ。
 常設展はこの展覧会のため規模を縮小して展示。おなじみの「睡蓮」(モネ)、マティス、ピカソ、ルノワール、現代美術など。猪熊弦一郎の作品は東京都現代美術館にもあった。
 今日の写真は、ブリヂストン美術館の看板である。(オーストラリア現代美術展。)
 なお、今日お昼に、江戸東京博物館でエスカレーターでの将棋倒し事故があり、湯河原の小学生11人がけがをしたそうである。危なかった・・・。以下、日経新聞(WEB版)からの引用。
● 7日午後零時15分ごろ、東京都墨田区横網一の「江戸東京博物館」のエスカレーターで小学生が倒れたと119番があった。東京消防庁や同館によると多数の児童が将棋倒しとなり、11人がけがを負った。うち2人は頭にけがをして入院が必要、9人は軽傷という。