muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

平山郁夫 祈りの旅路 ほか9つの美術館など

東京国立近代美術館にて

 ここのところ赤毛のアンの稽古が連日続いていたのだが、今日は稽古がお休みで、僕もほかの予定がなかったので、都内各地を廻り、様々な展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)インカ・マヤ・アステカ展(国立科学博物館)
(2)トプカプ宮殿の至宝展(東京都美術館)
(3)「バーナード・リーチ -生活をつくる眼と手-」展(松下電工 汐留ミュージアム)
(4)平山郁夫 祈りの旅路(東京国立近代美術館)
(5)崩壊感覚(同上)
(6)所蔵作品展 I たんけん!こども工芸館(同工芸館) 
(7)II 現代のガラス(同工芸館)
(8)科学技術館
(9)安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)” 1970−2006(国立新美術館)
(10)開館記念特別展 「BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美」(サントリー美術館)
(11)「昭和」写真の1945-1989 第3部 昭和30・40年代(2)「高度成長期」(東京都写真美術館)
(12)鈴木理策:熊野、雪、桜(同上)
(13)キュレーターズ・チョイス07「対話する美術館」(同上)
●インカ・マヤ・アステカ
 3回目なので感想は割愛。会期終了間近だったので入場まで10分待ち。
●トプカプ宮殿
 2回目なので感想は省略。こちらも入場まで10分待ちだったが、退館する頃には行列は消えていた・・・。
●バーナード・リーチ
 味わいのある食器など。エントランスでリーチに関する映像を流していたが、そこで映された食器などがそのままこの展覧会で出品されていたのでよかった。(制作はNHKの関連団体。)
●平山郁夫
 僕が芸大時代、学長をされていたような。(卒業式にいらしていた。)作品は、金を使っているものが多く、きらきらしていた。仏教画など。国内のいろいろな美術館から出品されていた。平山先生の美術館って2つもあるのね・・・。
●崩壊感覚
 崩壊や破壊をテーマにした作品集。クレーもあった。あと、阪神・淡路大震災の写真など。
●こども工芸館
 子どもを対象にしているので、作品名などがひらがなでも書かれていた。
●現代のガラス
 ガラスの可能性を示す。古い作品から新しいものまで。貝をモチーフにした作品が印象に残った。
●科学技術館
 今日の予定には入っていなかったが、道すがらあったので寄り道。昭和の匂いが結構する。子どもには面白いと思う。立体映像や、ドライブシミュレータ(席がきつかった)、自転車の特集など。
●安齊重男
 出品された写真はなんと3000点。とてもじゃないが1点1点見る余裕はない。それが時系列に従って並べられている。オノ・ヨーコや三宅一生、草間弥生などのポートレートもあった。
●BIOMBO
 屏風。古い時代のものでも保存状態がよかったり、西洋の文物を描いていたりして、異国情緒があった。幕府がオランダに贈った屏風の里帰り展示など。
●高度成長期
 日本の高度成長期の写真。街頭テレビに群がる人々など。
●鈴木理策
 最初は暗い展示室内に暗い写真が多かったが、最終室、雪の写真では床も壁も真っ白な空間に、真っ白な雪の写真を展示。あまりにも素晴らしかったため、「写真を撮ってもいいですか」と聞いてしまったほど。(もちろんダメだが。)
●対話する美術館
 学芸員が選んだ写真美術館所蔵の作品。いろいろあったが、先日横浜美術館で見た森村先生の、有名な写真に自分が収まってしまうというのがあって興味深かった。引用元の写真(マン・レイだったかな)も展示してあったのでよかった。