muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

六本木クロッシング ほか8つの美術館、博物館

ASIMOが手を振ります

 都内各地を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)大ロボット博 〜からくりからアニメ、最新ロボットまで〜(国立科学博物館)
(2)ファーブルにまなぶ(同上)
(3)日本館(同上)
(4)ムンク展(国立西洋美術館)
(5)天空の美術(東京国立近代美術館)
(6)開館30周年記念展 I 工芸館30年のあゆみ(同上・工芸館)
(7)平成19年度第2回常設展  「御一新から国会開設へ」(国立公文書館)
(8)「カワイイ切手・たのしい郵便」展(切手の博物館)
(9)「船の郵便」展(同上)
(10)第42回全国切手展(目白会場・同上、池袋会場・サンシャインシティ文化会館)
(11)「昭和」写真の1945-1989 第4部 50年代以降「オイルショックからバブルへ」(東京都写真美術館)
(12)東松照明 Tokyo曼陀羅(同上)
(13)「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展(森美術館)
 初めて見たものに限って、感想を記します。
●大ロボット博
 「大ロボット博覧会」と思って見に行ったら、肩すかしを食います。9:55に入って10:20には見終わってしまった・・・。
 アトムやガンダムなどのロボットから、ASIMOまでいろいろなロボットの展示。無造作に並べられた物体をきれいに並べ直し、それをしまう2体の工業用ロボットがすごかった。
 ASIMOのショーを途中から見たが、歩いたり走ったりするロボットを生で見るのは初めてで、ちょっと感動した。(写真。)
●日本館
 今日は時間があったので、常設展示の「日本館」を見てみた。リニューアルされている。日本の昔から現在までの動植物などの展示。展示が細かい・・・。
●天空の美術
 特別展かと思って行ってみたら、特集展示だった。(特別展の彫刻展はまだやってなかった。)無駄足になったかと思いきや、そのほかの梅原龍三郎の特集展示や、ジャン・(ハンス)・アルプの版画があったりしたのでよかった。
 「天空〜」だが、宇宙に関する美術品の特集。月を写真に収め、五線紙と重ね合わせて音楽のようにするという作品が興味深かった。
●工芸館30年
 これまでに同館で開かれてきた展覧会を回顧していた。それぞれの展覧会出品作を少しずつ展示。以前見た松田権六展は、やけに混んでいると思ったら歴代2位の来場者数だったようだ。
 作品は多種多彩。
●御一新から
 入場無料なので立ち寄る。昔の文書。伊藤博文などの署名があったりして興味深い。
●カワイイ切手
 「切手の博物館」は初めて訪れた。サイトには「目白駅から徒歩3分」みたいなことを書いてあったが、実際には7,8分かかったと思う。
 サイトから印刷していった文書を見せたら、モンゴルのかわいい切手をくれた。(キノコの図柄。)
 カワイイ切手だが、世界の切手がいろいろあった。日本からは、ブルーナデザインのふみの日切手とか。
●船の郵便
 船をモチーフにした切手はもちろん、客船の船内郵便局にもスポットを当てていた。古い船内郵便物の展示とか。昔の客船の食器セットもあった。
●全国切手展
 この博物館、若い人にも来てもらいたいようだが、ほとんどの来場者は年配男性で、切手オタクみたいな人ばっかり・・・。で、全国切手展は即売会というか、切手界のコミケである。
 目白からサンシャインシティまでバスで送ってもらった。
 サンシャインシティ会場はすごく広く、切手もあれこれ売っていた。僕が集めている風景印、各地の風景印を押したはがきが売っていた。金にものを言わせれば集めることができるんだなぁ・・・。
 昔の記念切手が懐かしくて、つい1枚買ってしまった。この切手のことは後日記したい。
●オイルショックからバブルへ
 安定成長期に入った日本(1970年代)の写真展。まだちょっと「懐かしい」まではいかない。法廷の田中角栄の写真があった。いいのかなぁ・・・。
●Tokyo曼荼羅
 東松照明はこの写真展の作家の名前。東京の写真をあれこれ展示。すみません、あまり印象に残ってない・・・。
●六本木クロッシング2007
 今日見た展覧会の中で一番刺激的で面白かった。現代美術の、一番とんがった部分の特集。
 音声ガイドが無料なので利用してみた。キュレーターや作家の話もいっぱい入っている。
 作品は多彩で、油彩もあったが、版画、大きなものが多かった。
 現代アートってアイディア勝負って感じがする・・・。
 「こんなんでいいんだ」みたいなものもあり(悪い意味ではない)、現代アートは多様・・・。
 オーディエンス賞の投票もあり、観客が面白いと思ったものに一票を投じる。僕は「計算の庭」という作品にした。首から数字の記されたカードを下げ、会場内にある「÷2」「-5」などのゲートを自由にくぐり、ゴールで「73」になるように通り抜けるという作品。僕は難易度の高い「-1」のカードだったので、73にはならなかった。