muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ロートレック展 ほか4つの美術館

垂れ幕

 都内各地を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)近代日本画 美の系譜(大丸ミュージアム東京)
(2)建築の記憶−写真と建築の近現代−(東京都庭園美術館)
(3)『旅』展−異文化との出会い、そして対話−(国立新美術館)
(4)没後50年 横山大観−新たなる伝説へ(同上)
(5)開館記念特別展 ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて(サントリー美術館)
 初めて行ったものに限り、感想を記します。
●建築の記憶
 明治、大正、昭和の古い建築写真展。最初は熊本城、江戸城の(当時の)写真。どちらもかなりがたが来ているお城だが、写真ができた頃には相当古くなっていただろうしねぇ・・・。島津なりあきらの撮影した写真もあった。(かなりぼやけて何が何だかわからない写真だったけど。)
 21世紀以降の新しい写真もあり、いつかオペラシティか国立新美術館で見た、「せんだいメディアテーク」の建設途中の写真などがあった。
 100枚以上の写真を、ディスプレーの画面を90度ひっくり返して「縦長」に見せるスライドショーもあった。面白いなぁ・・・。
●横山大観
 切手になっている絵があったので感動。
 「無我」という無心の童子の絵があったのだが、横山大観は3点残しているらしく、ここの1点と、あとは今日最初に見た大丸ミュージアムの展覧会にもあった。
 大作絵巻「生々流転」は東京国立近代美術館でも見たなぁ。人が群がっているので、遠目に見て、たまに空いてるスペースがあるとそそくさとそこに入って見た。
 ほかに東京美術学校卒業制作もあったと思う。これも何度か見たことがある。
●ロートレック展
 最初に、NHK制作ビデオを見ることができる。ロートレックに関した9分間のビデオなのだが、ロートレックの作品がいっぱい映される割には、キャプションで「本展覧会には出品されておりません」の表示がたびたび出て興ざめ。出品作を映像で(あらかじめ)見せて期待感を増す「松下電工 汐留ミュージアム」の例を見習ってほしい。
 ロートレックのムーランルージュのポスターなど、世紀末(だっけ?)の退廃的な香りがぷんぷんする雰囲気のいい作品が並ぶ。オルセー美術館やサンパウロ美術館(ブラジル!?)所蔵の油絵もあった。多くは厚紙の油彩だけど・・・。
 前期と後期で展示替えがあったり、東京展では出品されない作品も多数あったりとちょっと残念。後期になったらまた見に来ようかな。
 今日の写真は、サントリー美術館の入っている東京ミッドタウンでかかっていた、ロートレック展の垂れ幕。
 午前10時過ぎに最初の展覧会に入り、14:00くらいにはすべての展覧会を見終えてしまった。もっと見たかったけど、今日は月曜日で多くの美術館は休館しているので仕方ない。また今度いっぱい廻ろう。