muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

横浜トリエンナーレ 2008

鏡が割れてます

 横浜トリエンナーレ 2008に行ってきた。3年に1度開かれる現代アートの祭典。ユッコ友達のやまさこさんがご一緒くださった。
 新港ピア、赤レンガ倉庫、日本郵船海岸通倉庫の3カ所をメイン会場としている。今日はその順に3つ廻った。JR桜木町駅前から新港ピア、新港ピアから赤レンガ倉庫までは無料のシャトルバスを利用した。(30分に1本運行。)
 会場内は(現代アートということもあり)なんでもありの、まさに祭典だった。作品の撮影可だったのでいっぱい写真を撮った。今日の写真は、鏡を槌でたたき割った姿を作品として展示してあるもの。たたき割るところもパフォーマンスとしていたそうだ。
 音声ガイドも利用した。500円だけ払うと、新港ピア、日本郵船の2カ所でそれぞれ音声ガイドを借りられる。ちょっとお得かも。
 印象に残ったものをいくつか。
 遠目に作品をぱっと見、「中西夏之」かなーと思ったらその通りだったので非常にうれしかった。
 作品を置く「台」だけあって、背後の壁に作品の「影」だけ映り、何かを模写する女性がいた。音声ガイドでは「この作品は私にとってとても巨大なものです・・・」みたいなもっともらしい説明が流れる。しかし作品はない・・・。
 あとで聞いてみたら、(実際の)作品がないのはそういう趣向なのだという。ついでに模写する女性も作品の一部なんだそうだ。コンセプトが面白いと思った。
 鑑賞が15歳以上に限られるものもいくつかあった。グロかったり、(ちょっと)わいせつだったり・・・。(年齢制限までするほどかと思ったが。)
 音声ガイドは、こういった「どう対峙していいかわからない」のが多いところでは助かる。しかし最近、ガイドを借りて聞いても、聞いたそばから忘れてしまったり、集中して聞けなかったり・・・。せっかく有料で借りているのに悔しいというか。
 有名どころではオノ・ヨーコがあった。彼女が着ている服を、何人もの観客が順に切り取っていくというパフォーマンスを記録した映像。1960年代と、2000年代に行われた2回のパフォーマンス記録映像だった。
 今回、会場内は圧倒的に若い世代が多かった。20代か10代くらいの人がほとんどだったと思う。若いうちにこういったアートに接することはいいことだと思う。(まぁ世代はあまり関係ないかも知れないが。)
 トリエンナーレ見学後、お茶をしてやまさこさんと別れた。
 その後、まだ時間があったので今度は1人で横浜美術館「源氏物語の1000年」展を見た。こちらは2回目なので感想は割愛する。
 なにか、現代家具のコンペがあったみたいで、美術館内に機能的で美しい、斬新な「家具」がいくつも展示してあった。ほとんどは木製で、実際に座れる椅子もあり、座り心地を楽しんだ。撮影可だったので写真を撮り、機会があればこのブログにも載せたい。
 今日は雨も降らず、芸術日和でよかった。これから「昼どき合唱団」の稽古伴奏です。