muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

チャロー!インディア ほか5つの美術館

白ユリで見事

 今日はお休みで、1人で都内美術館巡りしてきた。以下、見てきた順。
(1) 【特別展】丸紅創業150周年記念「丸紅コレクション展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
(2)巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡(国立新美術館)
(3)巨匠ピカソ 魂のポートレート(サントリー美術館)
(4)チャロー!インディア:インド美術の新時代(森美術館)
(5)ゴールド展〜その輝きのすべて〜(森アーツセンターギャラリー)
 初めて行ったものに限って感想を記します。
●丸紅
 会期初日。音声ガイドを利用。ここの美術館の音声ガイドは、解説点数が少ない。今回も20点しか解説がなかった。まぁあまり多すぎるのもこちらが疲れるのだが・・・。普通の音声ガイドだった。
 企業コレクションと言うことで、江戸時代の衣装から、近代日本画、近代西洋画、20世紀美術、そして目玉のボッティチェリ「美しきシモネッタ」まで雑多な内容だった。
 ルノワールやヴラマンク、熊谷守一、梅原龍三郎と、有名どころが結構あって、その点ではよかった。(知らない作家の作品も多かったけど・・・。)
 ボッティチェリは最後の最後に展示してあって、日本では唯一のボッティチェリだそうである。典雅な美しさをたたえていた。(女性の横顔。)ボッティチェリの「春」の模写版画があった。(1800年代に作成されたもの。)さすがに本物は来ないよね・・・。
●インディア
 こちらも会期初日。インドの現代アート。こちらの音声ガイドは無料。現代アートは解説があると理解が深まる、ような気がする。
 2008年制作の作品も多く、本当に現代の作品群。ちょっと田舎くさかったかも知れない。(失礼。)
 「多様性」は感じられた。貧富の差が激しく、まさしく「格差社会」のインドの現実を切り取った作品もあり、ちょっと考えさせられた。
●ゴールド展
 今日の予定にはなかったが、思い切って入場してみた。こちらは音声ガイドは用意されていなかった。
 「博物館」寄りの展示内容だった。インカや古代ローマなどの古美術品も多かったが。
 金塊の展示から始まり、金の延べ棒(古いもの)、カルティエなどの金の宝飾品など、幅広く展示。
 侵略したスペインによってすべての金の宝物が奪い去られ、「〜これらの宝飾品の中で、現存しているものは1つもない」の説明文には切なくなった。
 今日は土曜日で天気もよく、ピカソ展は来月上旬までなので、入場まで行列覚悟で行ったが、館内は混んでいたものの(入場まで)待たされるほどではなかった。
 六本木ヒルズ(森美術館)はさすがの混みようで、スカイデッキ(屋上)へは長い行列が出来ていたので諦めた。展望台は見物した。夜景がきれいだった。(特に東京タワー。)今日の写真は、その展望台の中にあった、カサブランカで出来たクリスマスツリー。華道の大家が作ったらしい。