muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画 「重力ピエロ」

重力ピエロ

※今日のブログは、映画「重力ピエロ」のネタバレがあります。
 都下のシネコンで、映画「重力ピエロ」を観てきた。(原作:伊坂幸太郎、監督:森淳一)(車で連れて行ってもらいました。ありがとうございました。)
 なんというか・・・可もなし不可もなし、といった感想。推理ものではあるが、盛り上がりに欠けるかも。(監督の主眼は「推理」にはないかも知れない。実は血のつながりの欠けた(?)兄弟の家族愛にも重きが置かれている。)
 役者の演技はよかったと思う。ただ、終盤で家が燃え上がっているのに、渡部篤郎が逃げようとも狼狽もせず、平然としているのが不自然だったような・・・。
 主演の加瀬亮は、現在34歳なのに、大学院生の役。でも違和感がないのはすばらしい。役者って本当に若く見えるなぁ。
 「俺たちは最強の家族だ」という台詞が印象に残った。
 「春が2階から落ちてきた」の台詞が、ラストシーンで意味深だったことがわかる。(冒頭とラストシーン、両方で流れる。季節の「春」と、弟の名前「春」を掛けている。)
 原作の小説は読んでいません。予備知識もほとんどなかった。(予告編だけは見ていたが。)
 今日の写真は、美ヶ原高原美術館にて。(本文には関係ありません。)
●映画「重力ピエロ」公式サイト・・・http://jyuryoku-p.com/