muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画 :ホイチョイ3部作、運命じゃない人

運命じゃない人

※4本ともネタバレはありません。
 ここ最近見た映画。ホイチョイ3部作はBSの録画で、「運命じゃない人」は東京国立近代美術館フィルムセンターで、マイミクのシネキチくんと鑑賞した。
(1)私をスキーに連れてって(監督:馬場康夫、1987年)
(2)彼女が水着にきがえたら(監督:馬場康夫、1989年)
(3)波の数だけ抱きしめて(監督:馬場康夫、1991年)
(4)運命じゃない人(監督:内田けんじ)
●スキー
 原田知世がかわいい。(演技はともかく。)バブリーな頃の映画で、携帯電話がバカみたいに大きいのが可笑しかった。ユーミンの歌がバブリーさを誘う。
●水着
 僕的には面白くなかったです。途中で眠くなっちゃったし・・・。(寝なかったけど。)相模湾に沈む財宝は、本当にあったのかな。こちらもバブリーです。
●波の数だけ抱きしめて
 3部作の中では一番よかった。(一番マシって言ったら、意地悪だろうか。)トンネルの仕掛けで、ちょっと映画的に作ってあったし。ミポリンの色が黒い・・・。冒頭にラストシーンを持ってくるのは、「明日の記憶」でも見られた手法。
●運命
 ここ最近見た映画、舞台の中でも抜群の面白さだった。今まで見てきた中でも屈指の出来。それくらいよかったです。
 実は、フィルムセンターではこの日は違う映画を観ることになっていて、たまたま上映時間が早かったので、こちらに振り替えただけで、タイトルもよくわからないまま見始めたのですが、思わぬめっけもんでした。国内、国外ともに数々の受賞を重ねているのも頷ける。未見の方は是非。小ホールでの上映だったが、初めて入りました。(今までは大ホールだったので。)
 様々な時間軸が交錯するのは、「サマータイムマシンブルース」なんかでも見られた手法なので、格別目新しいものではないが、練られた脚本、丁寧に丁寧に作ってあるので、新鮮である。セリフも、言葉数が少なく、きらきら輝いている感じで、一流の舞台劇を見るようでした。
 この監督の、別の作品も見たくなってしまった。
 今日の写真は、東京国立近代美術館から。(本文には関係ありません。)
●私をスキーに連れてって(goo映画)・・・http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17888/
●彼女が水着にきがえたら(goo映画)・・・http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18098/
●波の数だけ抱きしめて(goo映画)・・・http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD26745/
●「運命じゃない人」公式サイト・・・http://pff.jp/unmei/