印象派とエコール・ド・パリ ほか11の美術館、博物館
ここ最近見てきた展覧会。(1)のみ、マイミクのシネキチくんと鑑賞。あとは1人で行動。以下、見てきた順。
(1)アニメーションの先駆者 大藤信郎(おおふじのぶろう)(東京国立近代美術館フィルムセンター)
(2)没後25年 鴨居玲展(そごう美術館)
(3)一枚マンガのいきもの地球展(日本新聞博物館)
(4)遊牧世界の造形―人と暮らす動物たち―(横浜ユーラシア文化館)
(5)華麗なる能装束 稔りの季(みのりのき)(シルク博物館)
(6)地域メディアの誕生 横浜・神奈川のオピニオンリーダーをめざして(横浜開港資料館)
(7)まつり−人々のつどい、にぎわい−(神奈川県立歴史博物館)
(8)客船事業再開20周年記念 世界を巡るクルーズ20年(日本郵船歴史博物館)
(9)ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ(横浜美術館)
(10)夏休み子どもびじゅつかん ミマクル・ミラクル(府中市美術館)
(11)明治時代の風景画―不同舎のデッサンを中心に、小特集 佐田勝のガラス絵(同上)
(12)画家のかたち 情熱のかたち─桜井浜江・郄島野十郎・田中田鶴子・ラインハルト・サビエ─(三鷹市美術ギャラリー)
初めて見たものに限って感想を記します。
●大藤信郎
アニメーション映画の創生期の人。苦労が多かったみたい。千代紙やセロファンで映画制作を行った。復元映画もあった。
●鴨居玲
metroさんが「見てもいいんじゃない」と言うのもあり、見てきた。安井賞受賞の作品がとてもよかった。(東京国立近代美術館所蔵。)サイコロを振って、ダイスが空中に止まっている、その瞬間を描いた作品。
晩年は睡眠薬を多用したり、狂言自殺を繰り返したりして、大変だったようだ。
●一枚マンガ
1枚の絵。多数の作家が書き下ろしている。生物多様性をモチーフにしたものもが多かったと思う。
●地域メディア
たまたま通りすがりで入ってみた。初めて行く施設。古い新聞の展示が多くて、時代を感じさせた。
●まつり
この博物館の、常設展スペースを使った、企画展。いつもの展示物の中に埋もれてしまって、よくわからなかった。「夏」を感じさせた、かな・・・。
●クルーズ20年
豪華客船による世界一周クルーズ。その年ごとのパンフレットがあったりして、引退したらこういう船旅もいいかも・・・と思わせた。でも、船内からネットはできるのかなぁ・・・。
●ポーラ美術館コレクション展
今回メインの展覧会。ポーラ美術館は訪れたことがあり、印象派も大好きなので期待が膨らんだ。
モネ、シスレー、ルノワール等々そうそうたる作家人のコレクションで、大いに見応えがあった。会場も空いていて、じっくり絵を鑑賞できた。
音声ガイドを借りたが、作品そのものへの解説が少なく、あまりいいガイドとは思えなかった・・・残念。
●ミマクル・ミラクル
入口で、変な紙の眼鏡をもらう。これを掛けて鑑賞してくださいと言われたが、しなかった。
子ども向けの展覧会と言うことで、作品の展示位置が低かったりしたが、作品の横にナンバーが振ってあるだけで、作品名も作家名も書かれていないので、非常に参ってしまった。あとで、別紙に一覧があったが、確かめる気力もなく・・・。熊谷守一など、絵を見ただけで作家が分かるのもあったが、多くはぴんと来なかったので、残念だった。
所蔵作品展といった感じの展覧会。
●明治時代の風景画、ガラス絵
とりわけ美術史上特筆すべき作品には出会えなかったような気がする。ガラス絵は色彩が鮮やかで美しかったです。
●画家のかたち
所蔵作品展。知っている作家はいなかったが、三鷹市ゆかりの画家もいるそう。
リアルな描写の作品で、拉致被害者の横田さん夫妻を描いている作品が、ちょっと印象に残った。(ご本人そっくりに描かれていた。写真をベースにしているかも知れない。)
抽象画もあったが、やや既視感・・・。
今日の写真は、東京国立近代美術館から。(本文には関係ありません。)