横浜の美術館めぐり 2020.11.30
2020年11月30日のことですが、1人で横浜の美術館めぐりをしました。ちょっと寒かったけど天気もよく、お出かけ日和でした。
まわった順に記します。なお、2つの展覧会とも撮影不可でしたので、別の画像を掲載します。
【吉村芳生展(よしむらよしお)】そごう美術館
「超絶技巧を超えて」のサブタイトル通り、写実主義が極められていました。別の美術館でもお見かけした記憶のある、作品の出品もありました。
写真家と思うような花の画、東日本大震災やノーベル賞などの時事ネタを取り入れた、新聞紙(新聞記事)に加筆された画など、印象に残りました。
【トライアローグ】横浜美術館
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館、3施設のコレクションによる20世紀美術の展覧会です。横浜美術館は、この展覧会をもって長期休館に入ります。
僕は3つの美術館すべてに行ったことがあります。どれも素晴らしい施設です。そのコレクションもそうそうたるものでした。
展覧会の最初の方にピカソ作品が出てきますが、「青の時代」の女性の油画は、統一された色調で全体が表現されていて、非常に印象に残りました。
ウォーホルの作品で、貧しい女性をモチーフにした作品があり、その作品自体は高額でやり取りされているのに、描かれている女性自身は相変わらず貧困の中にいる、その皮肉さがコメントされており、考えさせられました。
ボルタンスキーの作品や、抽象画にも惹かれました。
長期休館は残念ですが、また再開された折には訪れたいです。