muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ディズニーシー

正面の様子。ここからが一番眺めが素敵

 以前から行きたいと思っていた東京ディズニーシーに初めて行ってきた。
 「シーズンオフで」「平日で」「天気がいい」、この三条件を満たせば行こうと思っていて、今までなかなか行けなかったのだが今日行くことができた。
 月曜日は意外に混む、という評判を聞いていたのだが今日は大違い。すべてのアトラクションが待ち時間「0」分で入れた! 待ったとしても一つ分待って次の回には入れたのだ。あとで入ったレストランの人に聞いたら、今は閑散期で一年で一番空いている時期なのだそうだ。ラッキー。
 入園してすぐにアンケートを受ける。「今日はどうやって来たか(交通手段)」「誰と来たか」などけっこういろいろ答えさせられたが、謝礼は非売品の絵はがき一枚のみ。下北沢でよくやってる図書券500円もらえるアンケートかと思ったのに・・・。
 さて、園内は広いといえば広いが狭いといえば狭いというわりと微妙な広さだった。ディズニーランドと比べてシーは散策しているだけで楽しいと聞いていたのだが、まさにその通りである。全体的にはイタリアの町並みを再現しているようだった。ポンテベッキオ橋とかあったし。
 もともとアトラクションよりはパレード、ショーを楽しみに行ったのだが、「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」(昼間の水上ショー)、「ブラヴィッシーモ」(夜の水上ショー)、「セイル・アウェイ」(大きな汽船の処女航海を祝うショー)を見ることができた。昼間の水上ショーはかなり見応えがあった。たかだか20分ばかりのショーなのにいろんな要素が巧みに織り込まれていた。夜の水上ショーは風下で見ていて、係員が「水をかぶるおそれがあります」と言っており、「お約束」で言ってるのだろうなと思っていたら本当にかなり水をかぶった。(一回だけだが。)セイル・アウェイはバンドの生演奏が付くのだが、明らかにバックで流してある音楽もあり、歌は生声ではなく、どうやって同期を取っているのかとっても不思議だった。セイル・アウェイではエキストラ参加の人もいたのだが、本当にどうでもいい場所に配置されていた。(ただのにぎやかし。)
 昼間のショーを見ていたら、「束の間の夢は儚い」という思いが去来してならなかった。ショーが華やかであれば華やかなだけ、終わったあとの寂寥感がまたひとしおなのだ。宴の後というか。
 そのほか、フラッグとサーベルを投げたり、タップダンスや、ショーアップされた縄跳び(ダブルダッチっていうんだっけ?)の小さな少人数のショーがそこかしこで開催されていて、楽しかった。タップダンスは外人の男女のペアが踊るのだが男性がかなりプロだった。
 アトラクションは、インディジョーンズと鉄道が運営を休止していて大変残念だったが、主要なものはすべて乗った。待ち時間0で。一番面白かったのはセンター・オブ・ジ・アース。終盤でいきなりジェットーコースターモードになり、急速に駆け抜けるのだ。かなりの恐怖感があった。「待ち時間0だから」と乗ったヤドカリのくるくる回るだけのコースター、かわいらしいジェットーコースターは、待ち時間があったら怒ってたと思う。「フォートレス・エクスプロレーション」はかなりつまらなくて途中で抜け出してしまった。
 レストランは、朝ご飯抜きで入場したので、入ったらすぐにイタリアンを食べた。「チンしただけです」のピザ、トマトソースのスパゲティ、海鮮リゾットは味は普通。リゾットのソースはうまかったがリゾット自体の量が少なかったし。夕方、大きな汽船(コロンビア号)の中のレストランに入ったが、かなり「いいお値段」だったのでコーヒーだけにした。コーヒーはお代わり自由だったのでかなり飲んでしまったが・・・。グランドピアノが置いてあって、生演奏をしていたがかなり洒落たアレンジをしていた。ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」の中のアリアなどピアノソロで演奏していた。僕だったらああいう風には弾けないなぁ・・・。
 園内は夕暮れ時が最高に素敵だ。ちょうどその時分はコロンビア号にいて、港町風景や、反対側の本物の海を見ていた。夕暮れをすぎて真っ暗になってしまうとちょっと寂しいかな。
 しかしアトラクションを待たないで乗っていると、それが当然みたいな気になってしまう。乗るのに苦労していないので、気合いを入れてアトラクションを楽しもうという気もなくなってしまう。かといって一時間も二時間も待つのは苦痛以外の何ものでもないが・・・。
 ほかにも見逃してしまったショーもあり、機会があればまた来たいと思った。やっぱり来るなら空いている日に限るな!