muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「ゴッホ展」「エミール・ガレ展」

muroyan2005-03-24

 竹橋の国立近代美術館で「ゴッホ展 孤高の画家の原風景」を見てきた。
 ネットで調べたところ、JR東京駅丸の内南口から美術館まで無料シャトルバスが運行されている由。(駅と美術館を10分で結ぶらしい。)10:45東京駅発のバスに乗ろうとしたら30分前に東京駅に着いてしまい、それならと地下鉄東西線で竹橋(美術館の最寄り駅)に行こうとした。でも結局JR東京駅の改札から東西線の東京駅改札までものすごく歩かされてしまったのである。
 そんなことはどうでもいいのだが、肝心のゴッホ展である。
 ファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館から貸し出された作品が中心とあって、名作のオンパレードである。僕でも知ってる作品、教科書に載ってるような絵画がいっぱい並んでいて壮観であった。「あ、これ知ってる!」作品の本物と出会える喜びはなかなか得難いものだ。「古靴」「種まく人」「夜のカフェテラス」「黄色い家」・・・初期から晩年の作品まで網羅している。浮世絵を油絵で模写している有名な作品もあった。
 初期の暗い絵も独特の味わいがあるが、やはり色彩豊かなゴッホの絵の魅力は抜群だ。実は生前にもゴッホは認められていたと以前metroさんに聞いたことがあるような気がしたけど、実際どうだったんだろう。不遇の画家ってイメージが強いが・・・。(実際悲劇的な最期を遂げてるし。)
 会場にはゴッホだけではなく、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ミレー、シニャック、ピサロなど印象派の有名な画家の絵も結構出品されていた。これだけでも見る価値がある。ゴーギャンの絵のうち一枚は、新宿の損保ジャパン美術館に常設展示されている作品なのだが、今あそこには代わりに何が置かれているのだろうか・・・。(以前損保ジャパン美術館で例の「ひまわり」が貸し出し中だったときにもなにか代わりの作品が置かれていた。有名な画家の作品だったと思う。)あと、名前も知らないような画家の絵も置かれていた。
 会期が始まったばかりとあって、思ったよりは混んでいなかった。行くなら今のうちですよ。GW中も開いてるんだけど、混雑を想像しただけで気持ち悪くなりそうである。
 国立近代美術館のサイトに100円割引のクーポンがあるので、利用してみてもいいかも。
 そのあと両国に足を運び、江戸東京博物館で「フランスの至宝 エミール・ガレ展」を見てきた。
 こっちは会期終了が近いとあってかなり混雑していた。(平日だし)年配のご婦人がほとんどだった・・・。
 「ガレって誰?」状態だったので特別な感想はない。アール・ヌーボーの巨匠らしいが、「きれいですねぇ」ですたすたと歩いていってしまった。作品の間近にはずらっと人垣で入る隙もないので辟易してしまった。
 そのあと江戸東京博物館の常設展を見たのだが、一階の映像ホールで「東海道五十三次双六」という30分間の、クイズを交えた映像を放映していたので参加した。
 これがなかなか面白い。最初に組み分けをして「やじさんチーム」「きたさんチーム」に分かれる。(今日は男女別にチームを組んだ。)
 で、「旅あれこれコース」か「江戸あれこれコース」どちらかのクイズを選ぶのだが、今日は多数決で後者に決まった。
 講談師(映像の中)、司会者(アシスタントのお姉さん)、やじさんきたさん(映像の中の役者)を中心に、やじさんチームときたさんチームで「すごろく」をしながら東海道を旅していくのだが、途中クイズが挿入される。
 「入り鉄砲に出女、の出女とは?」や、「参勤交代は何年ごと?」などの難易度のさまざまな問題が出題される。(出女とは大名の妻や娘のこと。参勤交代は3年ごと。)
 クイズは三択で、机に備え付けられたボタンを押す。どこの人がなんのボタンを押したか分かる仕組みになっているので(モニタに映し出される)、難しい問題のときは他の人の回答状況を見ながら・・・などと以外に戦略が練れた。
 今日は両チームとも京都まで行けなくて、また僕の所属したチームは負けてしまったが、やった回によっては終点の京都まで行き着くチームもあるそうだ。
 肝心なことなのだが、クイズの成績上位10名はモニタに映し出されるという「名誉」がある。これで俄然クイズに張り切ってしまったのだが、僕もちゃんとモニタに映し出されましたよ。(映し出されたとき、ついピースをしてしまった。)とはいっても今回のクイズ参加者はたったの12名なのだ。それで5,6番目の紹介とは・・・とほほ。
 江戸東京博物館は常設展がかなり充実している。江戸ゾーンもいいが戦中、戦後まもなくの「東京ゾーン」が面白い。当時の生活の様子や風俗がよく分かる。
●国立近代美術館のサイト・・・http://www.momat.go.jp/
●江戸東京博物館のサイト・・・http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/