muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

レイテストアポロ公演「たりない奴らの大災害」

お疲れ様でした!

 銀座の銀座みゆき館劇場にて、レイテストアポロ公演「たりない奴らの大災害」千秋楽のマチネを観てきた。(作・演出 川田昌史)
 この劇団のお芝居は以前にも観ていて、「一番最後のノンフィクション」という作品だったのだが、それがとても素晴らしかったので大いに期待して劇場に足を運んだ。結果、「一番〜」には及ばなかったものの、今回も手堅く良質の芝居を見せてくれた。
 物語は、銀河のどこかにある、地球(というか日本)と同じ言葉、同じノリ、同じ芸能界を持つ国家「ランブラス」。そこに起こった大災害と、日頃から訓練されていない災害対策本部の慌てぶりを描く。
 脚本のセンスがよかった。シリアスな場面でもちょこっとギャグを入れてしまう。また、役者の間が抜群なのだ。舞台設定も、芝居ならではのもの。映画でもTVドラマでもあり得ない設定だったろう。(群馬県とかイタコとかシリアスとファンタジーの中間を行くような設定。)
 演技も、小さな劇場だが、よく「舞台」の演技をしていた。女優陣に個性的な人が目立った。
 一つ気になった点は音響。ちょっとしたシーンにもBGMが流れてしまうため、セリフのみの緊張感が足りなくなったようにも思われる。
 登場人物のキャラもよく立っており、個性的な役者にも支えられ、よくまとめていたと思う。昨日は満席だったようだが、今公演は空席があったのが残念だった。
 今日の写真は終演後の役者さん。この女性はラジオのアナウンサー役である。
 公演は今日まで。皆さんお疲れ様でした!
●レイテストアポロのサイト・・・http://www.latestapollo.com/