muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

高崎市美術館ほか「日本近代洋画への道」

大きな垂れ幕

 高崎の2つの美術館で展覧会を見てきた。「高橋由一から藤島武二まで-山岡コレクションを中心に 日本近代洋画への道」第1会場:高崎市美術館、第2会場:高崎市タワー美術館。
 第2会場、第1会場の順で回った。高崎市美術館は2回目、タワー美術館は初めての訪問である。2つの会場は高崎駅を挟んで歩いていけるほど近く、共同開催の展覧会ということで特別に、契約駐車場を一箇所にすることができた。
 さて展示内容だが、高橋由一、黒田清輝、藤島武二、浅井忠などよく知られた画家から、経歴や生没年すら不詳の作者の絵まで幅広く展示されていた。ポンチ絵で有名なビゴーの作品もあったし、珍しいところでは徳川最後の将軍、慶喜の絵もあった。
 高橋由一の「鮭図」は芸大美術館で見て以来である。高崎市美術館での展示だったが、美術館外壁に大きく垂れ幕がかかる(写真)など、力を入れていた。
 しかしこれらの作品、日本美術史上では重要な作品も多かったとは思うが、世界的な美術の流れとしてはどれくらいのものなんだろうか・・・。
 なんか全般に「過渡期」というような印象が残った。あと、作家の経歴がひとりごとに記されているのだが、文化勲章受章とか、○○万国博覧会で入賞とか、そうそうたる経歴の人が多かった。当時はもてはやされたのだろうか。
 山岡コレクションというのは、ヤンマーの創業者によるコレクションらしい。