muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

第10回文化庁メディア芸術祭

垂れ幕

 今日は2つ展覧会を見ようと思っていて、最初に東京都庭園美術館に行ったら休館日だった! まったく無駄足になってしまい・・・。
 結局今日は東京都写真美術館で開催されている「第10回文化庁メディア芸術祭」のみの観覧となった。時間的には国立新美術館へも行けたのだが、すでに1回以上見ているし、面倒なので(悔しいが)今日は展覧会一つのみ・・・。
 さて文化庁メディア芸術祭だが、先日国立新美術館での記念展を見たばかりで、今年は第10回の記念の年だしどんなものかと思って観に行った。
 扱う範囲が広く、ゲーム、マンガ、CG、映像、インタラクティブなアート作品まで多岐にわたる。ゲームではDSの「しゃべるお料理ナビ」なんかもあった。GBAのリズム天国もあった。これらは実際に操作できるようになっている。マンガも置かれていて、実際に読める。ブラックジャックによろしくとか。
 これらの中ではやはりインタラクティブなアート作品に惹かれた。いくつもの出品作(受賞作)があったが、エアーホッケーの玉を「素数」の数字に見立てた作品(実際にエアーホッケー風に遊ぶ)などが面白かった。
 また、ビニール傘を刀に見立て、振ると音がするという作品(?)もあり、実際の作者の人が説明してくれた。実用性はないけど、「これ、先端にPCがついていて、面白いんですよ」と力説してくれた。
 あと印象に残ったのが「折り紙」。正方形の紙を折るだけでなんとも精巧なキリンやヤドカリが生まれるのだ。(紙に折り線が印刷されているが、本当に細かい!)思わずうなってしまった・・・。
 アート作品では「洗練されている」ことに惹かれる。僕は昭和46年生まれなので、現代最先端の作品だとやはりちょっとだけ違和感を覚えることもあるのだが、しかしこれが現在のトレンドなのだと思う。
 東京都写真美術館で、3/4まで無休で開かれており、入場無料なので興味のある方はぜひどうぞ。
●東京都写真美術館のサイト・・・http://www.syabi.com/