muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

大正シック、笑い展ほか 8つの展覧会

笑い展の看板

 昨日今日と都内を廻り、8つの展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)モダン日本の里帰り 大正シック ホノルル美術館所蔵品より(東京都庭園美術館)
(2)日本美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで(森美術館)
(3)笑い展:現代アートに見る「おかしみ」の事情(同上)
(4)APAアワード2007(東京都写真美術館)
(5)"TOKYO"マグナムが撮った東京(同上)
(6)夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史Ⅰ.関東編(同上)
(7)東京富士美術館所蔵「文豪と印象派」展〜批評家たちの絵画への眼差し〜(東京富士美術館)
(8)名品コレクション展(常設展)(同上)
 以下、初めて見たものに限って感想を記します。
●大正シック
 大正時代の日本画や屏風絵などの展覧会。独特の味わいがある。大正天皇と貞名皇后の写真もあった。ホノルル美術館所蔵の作品で、全米各地を巡回してきたそうだ。
●日本美術が笑う
 埴輪、土偶からはじまって、日本画、仏像などの幅広い展示。円山応挙の、子犬を描いた絵があり、とてもファンなので5分くらい見入ってしまった。本当にかわいらしい。
 木喰の仏像もあった。
●おかしみの事情
 こちらは「笑い」をテーマにした現代アート。あまり笑いには関係が感じられなかったのだが・・・。先日の国立新美術館で見た田中功起の作品もあった。作者によっては僕よりも若く、なんだか考えさせられてしまった・・・。
●APAアワード2007
 広告写真の賞もある、公募展。たくさんの写真があった。男性器を修正なしで写している写真もあったが「芸術」だから大丈夫なのだろうか・・・。
 広告写真では、資生堂の「TSUBAKI」(女性用シャンプー?)の広告写真が金賞(多分最高賞)を受賞していた。荒川静香や観月ありさなどの女性が大写しにされているのに、とても美しく、十分アップに耐えられる。まさにミューズといった感じだった。
●文豪と印象派
 夏目漱石の「坊ちゃん」の生原稿があったので見入っていたら、複製だって・・・。
 印象派の様々な画家と、それを取り巻く文豪との関係性をとらえた展覧会。モネ、シスレー、マネなどさまざまな作家が出品されていた。作品によっては、会期途中までの展示だったり、ある時期以降の出品だったり。説明書きを見ると、ヨーロッパや韓国でも印象派展やモネ展が開かれているらしい。
●名品コレクション
 古い絵画は知らない作家ばかりなのだが、だんだんとルーベンスやヴァン・ダイク(ファン・ダイク?)など、知っている作家の作品が多くなってくる。近代以降はクリムト、ミレー、リキテンスタイン、ピカソ、ミロ、マグリット、ウォーホルなどそうそうたる顔ぶれであった。よく集めたなぁ・・・。