muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

上海 近代の美術、幕末ニッポン、『旅』展

『旅』展 入口

 渋谷、乃木坂と廻り3つの展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)上海 近代の美術(松濤美術館)
(2)特別展 幕末ニッポン ハリスと黄昏の大君(たいくん)の都(たばこと塩の博物館)
(3)文化庁芸術家在外研修制度40周年記念〈文化庁芸術家在外研修の成果〉『旅』展−異文化との出会い、そして対話−(国立新美術館)
 今日はすべてが初めての展覧会だった。
●上海
 台湾の故宮博物院などからの出展。19〜20世紀の絵画や書、印章など。
 作品1点1点に説明文がつけられているので、読んでいるだけで疲れてくる・・・。故宮博物院からの出展は絵画。(わりと少ない点数。)書は擬古体で味わい深いものだった。秦漢や随唐の書体をモデルにしているらしい。今日は前期展で、中期、後期と展示替えがあるので、できたらまた訪れてみたい。
●幕末ニッポン
 激動の幕末を特集。開国当時の外国人にスポットを当てる。さらし首の写真があってびっくり。(日本人の。)
 こちらも説明文がやたら多く、全部は読んでられなかった。
 この頃の歴史には詳しくないんだよなぁ・・・。中学の時、社会科担当の先生が好きでなかったので、教科にも力が入らなくなり、わからなくなってしまった。
●『旅』展
 この間までのフェルメール展が終わって、今日の国立新美術館は異様にがらがらだった。
 『旅』展も現代作家の特集とあって空いていた。
 文化庁の海外派遣された美術家の新作発表会。「旅」をテーマにしている。
 油画、日本画、彫刻など多彩な作品が並ぶ。それぞれ個性があった。
 一番印象に残ったのが、金属で作られた無数の麦の上に、紙の船が浮かべられている作品。はっとする美しさだった。
 カタログは、1点1点作者のメッセージがつづられていて好感が持てた。(買わなかったけど。)
 この展覧会を開くにあたり、何回も会議をしたそうである。(作家の選定など。)
 作品には、作者のプロフィールもつけられているが、皆さんすごい経歴である。心なしか芸大卒の人が多かったような・・・?
 今日は予定より1時間ほど早く見終わってしまった。(途中までは時間通りに行動していたのだが。)