muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「GOTH(ゴス)」展(横浜美術館)

大きな椅子

 今日は横浜美術館に行ってきた。というか、友達に車で連れて行っていただきました。(ありがとうございました。)
●「GOTH(ゴス)」展
 恥ずかしいことに、GOTH展を「ゴッホ展」だと思っていた。
 それはともかく、ゴスとは古くはゴシック、近年はゴスロリなどのゴスである。ゴスロリは、ちょっとは知っていたが、ここまで深く追求するとは・・・。
 6人のアーティストの新作を集めた、意欲的な展覧会だった。横浜美術館は、1年ほど前からすべての特別展を見ているが、頑張っていると思う。
 入口で、「性的、暴力的な作品もありますが、ご了承ください」と言われる。
 中ではかなり「気色悪い」(失礼)作品が並んでいた。性同一性障害で、男の体に生まれながら、女になっていく過程を描いた写真、造形作品は圧巻だった。最後に展示される「純白」という、ウェディングドレスをモチーフにした作品が印象に残る。会期中も、作家によって変化していくのだそうだ。
 この人の体かどうかわからないが、子どもの男性性器を大写しにした写真もあった。(修正なし。)「性的」ってこれのことかなぁ・・・。
 ゴスロリを写した写真作品も並ぶ。個性的だといえば個性的だし、並べられてみると没個性とも言える。面白かった。
●新春特別展示「春を寿ぐ」(横浜美術館コレクション第3期より)
 横浜美術館は常設展示も良質。ピカソの「寝ている女」を描いた(ピカソ風な)絵もあった。
 「春を寿ぐ」は、新春にふさわしく、富士、鷹、なすびなどをモチーフにした絵画が並ぶ。古い日本画もあるし、現代絵画もあった。お正月気分を味わえる。
 外国人作家が残した、「日本の」版画もあり、江戸末期の日本人の生活をモチーフにしていて不思議な風情があった。(やはり"純"和風ではない。)
 今日の写真は、美術館のショップ&カフェにあった大きな椅子。写真は小さくてわかりづらいが、左側に消化器が写っているので、大きさの目安にはなると思う。
 カフェで、一緒に行った友達にアイスティーをごちそうになった。ありがとうございました。テイクアウトの扱いにして、美術館の外にある、「PEACE」の文字に並べられた白いベンチでいただいた。確か、以前に訪れたときは、文字が「LOVE」だったと思う。ちょっとしたことだが面白い。