muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

クリムト、シーレ ウィーン世紀末展 ほか6つの美術館

立ち話

 都内を廻っていろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)ベルギー王立美術館コレクション ベルギー近代絵画のあゆみ(損保ジャパン東郷青児美術館)
(2)イタリア美術とナポレオン展 −コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション−(大丸ミュージアム)
(3)ウィーン・ミュージアム所蔵 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展(日本橋高島屋)
(4)ベルギー幻想美術館(Bunkamuraザ・ミュージアム)
(5)コレクション展「旅」第2部「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」(東京都写真美術館)
(6)北島敬三 1975-1991 コザ/東京/ニューヨーク/東欧/ソ連(同上)
(7)心の眼 稲越功一の写真(同上)
(8)線の迷宮<ラビリンス>・番外編 響きあい、連鎖するイメージの詩情−70年代の版画集を中心に(目黒区美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●イタリア美術とナポレオン展
 古い、中世の宗教画がいっぱいあったので、思いの外収穫だった。(有名作家はなかったが。)1点だけボッティチェリの宗教画があった。よかった。
 ナポレオン関係の絵画や彫刻もあったが、どちらかといえば中世の宗教画メインです。意外に充実した展示だった。
●ウィーン世紀末展
 今日一番楽しみにしていた展覧会。クリムトとシーレが来ているならば、行かねばなるまい。
 クリムト、シーレともにそこそこの出品数だった。1点だけと言うことはない。クリムトの金ぴか絵画はよかった。(女性の顔が描いてあった。)シーレは自画像など。
 12音技法で知られる作曲家のシェーンベルクの絵画があったので驚いた。絵画的にどのレベルのものかはわからないが、プロ級という説もある。(高校の音楽史の教科書に書いてあったので。)
●ベルギー幻想美術館
 今日の予定にはなかったが、始まっていたので行ってみた。姫路市立美術館所蔵品。
 マグリットとデルヴォーがメイン。マグリットはもうちょっと油彩があったらよかった。デルヴォーは女性画がメイン。裸婦が幻想的にいた。
●北島敬三
 数十年前のヨーロッパなどを取材していた。今では懐かしい「ソ連」とか。
 すみません、あまり印象に残ってないです・・・。人物の写真などがあった。
●稲越功一
 稲越氏は今年2月に急逝。この展覧会は生前から企画されていたもので、関係者の協力により開催された。
 こちらもあまり印象がない・・・。きれいで美しい写真がいっぱい並んでいたと思う・・・。
●線の迷宮
 有名どころでは草間弥生、駒井哲郎など。版画の展覧会はいまいち好きな部類ではないが、これだけ多種多様な版画が一堂に展示してあるとなかなかよかった。方向性がいろいろだった。
 散文詩につけた版画など、文学との関わりがある版画も展示。詩画集か。味わい深い。
 今日は東京都庭園美術館にも行こうと思ったが、ばててたし、次のお仕事もあるので、目黒区美術館で終わりにした。
 今日の写真は国立西洋美術館の「立ち話」。(本文には関係ありません。)