muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ヴェルナー・パントン 展 ほか7つの美術館、博物館

松井冬子

 昨日今日と、仕事の空き時間を利用して、いろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)鎌倉の日蓮聖人(神奈川県立歴史博物館)
(2)大・開港展(横浜美術館)
(3)チュニジア世界遺産 古代カルタゴとローマ展 〜きらめく地中海文明の至宝〜(大丸ミュージアム)
(4)パリ・三越エトワール帰国記念 東方彩夢 森田りえ子展(日本橋三越)
(5)夢と追憶の江戸−高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展−(三井記念美術館)
(6)「きもの・和・日本の美」〜写真&エッセイ コラボレーション展〜(三井記念美術館ロビー)
(7)コープ・ヒンメルブラウ:回帰する未来(ICC)
(8)オープン・スペース 2009(同上)
(9)ヴェルナー・パントン 展(東京オペラシティアートギャラリー)
(10)[収蔵品展]031 奥山民枝(同上)
(11)[project N]project N39 住田大輔(同上)
 初めて見たものと、感想があるものに限って記します。
●日蓮聖人
 展覧会の最初に置かれているのが、「参考出品」で「複製(レプリカ)」で出鼻をくじかれる。あとは、重要文化財もいっぱいあってなかなかいいのだが・・・。
 わりと地味な展示でした。日蓮聖人がお好きな人、関心のある人にはいいと思う。
●森田りえ子
 若い頃から公募展に属さず、「個展」でやってきた人。20代の頃は鳴かず飛ばずだったそうだ。(作家談。)第1回川端龍子大賞受賞。金閣寺(鹿苑寺)の襖絵も手がける。
 鮮やかな女性像や朝顔、牡丹などの花の絵。美しかった。それ以上のものはあったかどうか・・・? 人物像の瞳の描き方にちょっと惹かれた。
●夢と追憶の江戸
 今日で確か3回目なので感想は割愛。富岳三十六景のうねうね波の絵(なんとか沖浦、神奈川沖浦?)があった。今回で7,8回目かな。いろんな所蔵先のものを見てきたが、何度見てもいいものだ。
●きもの・和・日本の美
 偶然ロビーでやっていた。観覧無料。着物を着た美しい女性の写真に、阿久悠やコシノヒロコ、田中康夫、秋元康など著名人がエッセイを付けている。全部は読まなかったけど、短い中に味わい、個性のある文章だった。
●コープ・ヒンメルブラウ
 1室のみの展示。広い室内に、大きなオブジェが置いてあり、その下部に入ることができる。手すりに掴まると何か変化が起きるような・・・?(よくわからなかったけど。)これだけで有料の展示会というのは、ちょっと・・・。
●オープン・スペース 2009
 いろいろな先進的、未来的展示。ちょっと尖(とんが)りすぎて変なことにもなっていたけど・・・。
 いろいろあったけれど、4つのラジオでてんでばらばらに断続的な音声をながす部屋、マウスを使って自分でオブジェ作成をして、キャラクタの更新に変化を与えるもの、などがあった。
●ヴェルナー・パントン
 個性的な家具。1960年代だったりするが、今でも通用するモダン。実際に座れる椅子もあった。途中、靴を脱いで観覧する場所があり、ゆったりとした赤いソファにもたれられた。
 ちょっと「未来的」すぎるきらいも・・・。
●奥山民枝
 具象から半具象といった感じ。芸大の大先輩。在学中から活躍されていたそうだ。スペインに名誉留学生として滞在だって。すごいなぁ。
 作品は、穏やかな感じ。メゾチントの一群もあったけど、小さな画面にいろいろ描かれていて、味わいがあった。
●住田大輔
 1985年生まれだって。若いなぁ。メルヘンチック(?)な油画など。あまり感想はない・・・。
 今日の写真は、横浜美術館所蔵、松井冬子作「世界中の子と友達になれる」。