舞台 ： 劇団光希公演 「ファイティングポーズ」

　9月15日のことになるが、池袋のシアターグリーン BOX in BOX THEATERにて、劇団光希（こうき）第17回公演「ファイティングポーズ」の舞台を観てきた。（作・出演：平山和宏、演出：たか山たか）公演3日目のマチネを拝見。
　冴えない中年男性が、ボクシングを始め、｢おやじファイト｣と呼ばれる試合に出る物語。主人公の妻が出産するおまけ付き。
　感想は、｢ちょっと詰め込みすぎ｣かなぁ・・・。出産のエピソードはいらなかったと思う。あと、（ボクサーとしては）年配の男性が、引退してトレーナーになるのだが、劇中で一度、｢引退して実家に帰る、トレーナーもやらない｣とか言って、観客と役者を担ぐのである。これは反則だろう・・・。ストーリーとしてもトレーナーにならない方が、深みが出ると思ったし・・・。
　演技もちょっと・・・。女性陣にやや棒読みの人が・・・。（男性陣も・・・。）
　いろいろ頑張ってはいると思うんだけど、2時間の舞台は長く感じられた。この作品は再演で、初演時は1時間の芝居だったそうである。
　カーテンコールで代表の女性が出てきて、劇団員が7月に逝去されたことを報告、ちょっと泣けてしまった。（45歳の若さで・・・。）
　この劇団、僕の記憶が正しければ、昔、深川の方で公演されていて、その時2回ほど観たことがあるような気がする。（当時はブログをしていなかったので、記事はない。）その時はそれほど悪い印象は受けなかったような気がしたが・・・。
　公演は9月17日まで。
●劇団光希・・・http://www.geocities.jp/gekidankouki/