muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「生きる」中村うさぎ著

生きる

 普段読む本は全部図書館から借りてきたものだ。いちいち買っていたら保管場所を取るしお金もかかる。
 そんな中「買ってでも読む」(読んだ本を手元に置いておきたい)作家が二人いて、それはナンシー関と中村うさぎだ。ナンシー関はすでに亡くなっているので(急逝は返す返すも残念でならない・・・)新刊は望むべくもないが、中村うさぎはせっせと本を出し続けている。中村うさぎの本も結構買ったが最近は図書館ですませていた。今回のネタ「生きる 悩み相談で解き明かす「人生って何?」」(マガジンハウス刊)も図書館で借りてきた本だ。そして「買ってもいいかな」と思った。
 この「生きる」では著者が人生相談の回答役として執筆している。人生案内というのは難しいもので、読売新聞の人生相談欄を結構チェックしているのだが、「こんな回答でいいの?」みたいなのが少なくない。
 この本は明快だ。そして回答に説得力がある。「人間関係(恋愛関係)はギヴ&テイク」という著者の考えには大いに納得させられた。
 昔読んだ橋本治の「青空人生相談所」(みたいなタイトルだったと思う)以来の「読んでためになる」人生相談だった。
 読後俄然やる気が出てしまい、今日は作曲がはかどりました。 >metroさん(すみませんお待たせして・・・。)
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