muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

劇団岸野組公演「酔いどれ娘とお転婆オヤジ」

ロビーはお花屋さんのようであった

 下北沢の本多劇場にて、劇団岸野組公演「〜とんびと鷹の捕物帖〜酔いどれ娘とお転婆オヤジ」三日目の舞台を観てきた。(作・観世桂男、演出・出演 岸野幸正)
 娘と親父の体が入れ替わってしまうという、「転校生」のネタであった。(劇中でも「転校生」のことが触れられていた。)
 まずは手堅い作りであった。NHKでやってる「お江戸でござる」を思い浮かべるといいかもしれない。(って「お江戸でござる」をちゃんと見たことないんだけど。)書き割り、セットの移動の仕方などそっくりであった。(別にそれが悪いというわけではなく。)
 音楽も時代劇によく合った「これ」という作りをしていた。
 國府田マリ子が出ていたのだが、この人名前はよく知ってるのだが実物やアニメではほとんど聞いたことがなく、あぁこういう演技をする人なんだ・・・という感じ。いかにも声優ですといった感じの声であった。悪い演技ではない。
 もう一人の主演、岸野幸正も好演。いい男芝居をしていた。劇中ほとんどは「心は女」だけどね。
 ありきたりの時代劇で終わることなく、意外な人が裏切り者だったりして、芝居の深みを出していた。わざわざ劇場まで足を運んだ甲斐があったものだ。
 美術の皿田さん、以前ご一緒に仕事をした人である。お元気かなぁ・・・。
 公演は22日まで。千秋楽まで頑張ってください。
●劇団岸野組のサイト・・・http://www.h3.dion.ne.jp/~kishinog/