「川端龍子展」そのほか（江戸東京博物館）

　昨日のことになるが、両国の江戸東京博物館にていろいろ展覧会を見てきた。
●川端龍子（かわばたりゅうし）展
　特別展である。文化勲章も受けた日本画家である。川端の名前は知らなかったのだが、いろいろ興味深い作品を展示していた。
　特に気に入ったのが、月をバックに雁の群れが飛ぶ絵。通常の視点ではあり得ないところから描いている。当時は「飛行機の上から描いたような」と批評されたそうだ。
　ほかにも、従来の日本画のイメージとはかけ離れた作品などがあった。
　変わったところでは横綱・大鵬の化粧まわし。この人がデザインした化粧まわしを使用していたそうだ。また、少年雑誌の付録の双六もあった。（軍事ものだったりする。）ちゃんと「画・川端龍子」と記してあったので、単なる「お仕事」でもなかったのだろう。
●日本橋・銀座・汐留〜メインストリートの歴史〜展
　こちらは常設展の中に設けられた展示。華族ゆかりのドレスなどが展示してあった。あまり印象がない。
●両国と大相撲
　こちらも常設展の中に設けられた展示。明治時代の番付表などが展示してあった。
●江戸東京博物館のサイト・・・http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/