muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

赤毛のアン 2007さいたま公演 本番

ゲネプロの様子

 国連クラシックライブ協会主催「赤毛のアン」2007さいたま公演の本番があり、南浦和のさいたま市文化センター(大ホール)に行ってきた。
 9:00前に楽屋入りし、すぐにオケピに入る。ピアノの位置が指揮者から遠いので動かしてもらう。オケの椅子の位置ももっと密集させた。
 今日は昼の部(13:00)と夜の部(17:00)の2回公演。その前にゲネプロもあるので、都合3回分通すことになる。いつもながらハードだ・・・。
 ゲネプロを終え、出されたお弁当を食べたら、もう昼の部の開演15分くらい前になっていた。慌ただしい。
 マチネ、ソワレ、やってみたら(オケで)いろいろあった。ヒヤッとする場面もあったが、大きなミスはなかったと思う。僕は稽古に参加した回数も多いし、毎年やっているので音楽に関しては大体把握できているが、オケの人たちは(ピアニストより)稽古に来る回数も少ないので、大変だったろうと思う。
 夏の公演(フォーラム)と違い、途中のパーティシーンがクリスマスコンサートになる。紅白のサンタ衣装をまとった子どもたち(50人以上いたらしい!)が歌い踊る姿は、会場の大きな手拍子を誘った。
 で、バレエ「クルミ割り人形」から「金平糖の踊り」をやるのだが、去年はチェレスタのパートをシンセでやったが、今年はシンセがないので、チェレスタのパートは僕が弾いた。これがとても緊張した。曲自体がピチカートの伴奏に乗せた静かな曲だし、テンポが乱れてはいけないし、チェレスタパートのほか、伴奏声部も左手でカバーしていたので、すごかった。曲中間部のカデンツァはテンポが緩くなるので、指揮をちゃんと見ないといけない。
 ちゃんと数えたことはないが、赤毛のアン1公演で、50曲以上M(音楽)があるらしい。ピアニストは、ほとんどが暗譜か、譜面を置いてても指揮者をずっと見る(イレギュラーな指示が急に来たりする)ので、楽譜はあまり見ていない。クリスマスコンサートシーンも、曲はすべて暗譜である。
 アンコールで指揮者の尾花先生(元読響コンサートマスター)がチャルダッシュを演奏。尾花先生はステージ上でヴァイオリン、ピアノ(僕です)はピットから弾くという・・・。昼も夜も会場から手拍子が起こる。それはそれでうれしいが、テンポの速い曲なので拍手が「裏打ち」みたいになってしまうので、拍手に流されてはいけないと、こちらのテンポをキープした。(バスを強調したり、1拍目を強くしてみたりなど、工夫を凝らした。)
 今日は東京音大ピアノ科大学院の人が、譜めくりに来てくれた。普段は譜めくりも1人でやるが、今日はいてくれて結構助かった。
 ソワレは両親と、いつも来てくださるヒロリンさんがいらしていた。ヒロリンさんと、終演後ピットの中からご対面。いつもありがとうございます。
 ソワレ終演後、ロビーで恒例のご挨拶会。代表がいろいろお話しされた。キャストさん、スタッフ紹介もあり、僕もピアニストで紹介された。
 今日は(オケの)打ち上げはなかったので、まっすぐ帰宅した。朝食を家で食べ、お昼と夕方にお弁当がそれぞれ出てすべてたいらげ、でも帰りはお腹が空いたのでコンビニでパスタを買って帰った。今日は4食。太らなければいいが・・・。
 マリラ役の榛名さん(元宝塚男役トップスター、「ベルばら」の初代オスカル役)や、大人アンの岡本茜さん(元宝塚)ともご挨拶できた。お2人とも正月から舞台を控えていて、そちらの稽古でも多忙な中、参加してくださった。ありがたいことだ。
 アンの公演は、来年3月にも横浜と浦安で予定されています。どちらもピアノは私になると思います。こちらもよろしくお願いします。
 今日出演された役者さん、スタッフの皆さん、オケの皆さん、お疲れさまでした! ご来場いただいた皆様、ありがとうございました! またよろしくお願いします!