muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

森村泰昌展・なにものかへのレクイエム ほか7つの美術館、博物館

クマ2体

 昨日行くはずだった美術館、博物館巡りだが、昨日は眠くて眠くて出かけるのをキャンセルしたため、今日リベンジで行ってきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)フランク・ブラングィン展(国立西洋美術館)
(2)所蔵水彩・素描展−松方コレクションとその後(同上)
(3)大哺乳類(ほにゅうるい)展 陸のなかまたち(国立科学博物館)
(4)ものづくり展(同上)
(5)没後400年 特別展「長谷川等伯」(東京国立博物館)
(6)張愛紅・シルクロード・亀茲(キジル)石窟壁画模写展覧会(東京芸術大学大学美術館)
(7)ボルゲーゼ美術館展(東京都美術館)
(8)VOCA展2010 −新しい平面の作家たち−(上野の森美術館)
(9)照屋勇賢「ひいおばあさんはUSA」(同上)
(10)APAアワード2010(東京都写真美術館)
(11)森村泰昌展・なにものかへのレクイエム−戦場の頂上の芸術−(同上)
 初めて見たものと、感想があるものに限って記します。
●哺乳類展
 陸の哺乳類の、はく製や骨格標本、化石が盛りだくさんだった。(フラッシュをたかなければ)撮影可だったので、すっかり撮影に夢中になってしまい、内容はいまいち入ってこなかった・・・。情けない。なお、撮影不可のエリアもあるので、注意してください。今日の写真は、クマ2体のはく製。実物はすごい大きかったです。(大人の背丈より、もっともっとでかい。)説明書きが多いが、文章自体は長くないです。シートン動物記などへのアプローチもあった。
●ものづくり展
 (すみません、あとで気づいて4月2日に追記しました。)日本のものづくり。いろいろなものが並んでいた。技術端のものが多かったように思う。すみません、あまり思い出せない・・・。
●長谷川等伯
 2回目なので感想は割愛。平日の午後にもかかわらず、入場は1時間待ちだった。年配客がほとんどだったが・・・。(行列は、いろいろあってスルーしました。)当然、中もごった返していて、まともに見られなかったです。第2会場から案内されるし・・・。国宝「松林図」は、新たに柵が設けられ、間近では見られないようになっていた。
●壁画模写
 壁画の現状模写。菩薩像など。まぁまぁ。
●VOCA展2010
 ましもゆきや、国立新美術館で見たアーティストなど、僕でも知っている名前の作家が出品していた。覚えている名前だけあって、そういうのは個性的だと思った。(ましもゆきの、超細密な線画など。)
●ひいおばあさんは
 「沖縄」をモチーフにした作品展。小規模な展示。昭和天皇の絵があったり、商品の箱を、「OKINAWA」などの文字でくり抜いていたり。多分に政治的なメッセージがありそう。
●APAアワード2010
 公募展。広告写真に賞を設けたり。一般の部では、美しい写真が入選していた。
●森村泰昌展
 今日一番楽しみにしていた展覧会。森村先生の個展。(師事したわけではないが。)美術館の3階と2階で行われていた。(2階が第1会場。)
 森村先生おなじみの、「自分自身が有名人物に扮してしまう」写真の数々。マリリン・モンローやヒトラー、三島由紀夫など、20世紀を代表する政治家やアーティストになってしまっていた。
 映像作品もあって、最後に上映されていた、20分超の作品は、最初から最後まで見てしまった。普段、展覧会で映像作品があっても、ほとんど足を止めることはないので、珍しいことだ。どういう作品かというと、第2次世界大戦で、硫黄島に旗を立てる兵士たち(写真で有名ですね)をモチーフにしたもので、森村先生は、マリリン・モンローと一兵卒に扮している。演奏会のシーン(真っ赤なベーゼンドルファーのグランドピアノを、森村先生自身が弾かれる・・・モンローと兵士、2バージョンで)と、海辺のシーンに分かれている。海辺では、森村先生が、自転車に花やアコーディオンなど様々なものを乗せて歩いている。森村先生自身の言葉で、英語のメッセージも流れる。(「あなたはどのような旗を立てますか」など。)ラストシーンは、ピアノを弾き終わった森村先生が、会場に向かってお辞儀をすると、万雷の拍手の音が聞こえるが、客席には誰もいなかった・・・と言うもの。
 この展覧会は、もう1度訪れたい。
 今日は、恵比寿ガーデンプレイスのマクドナルドで、マックフライポテトLサイズ2個でランチした。食べ終わった直後は、まだまだいけそうなのに、すぐに満腹感が襲ってくるので、経済的に助かっている。また、夜は映画を観ようかとも思っていたが、待ち時間も長くなるし、帰宅が遅くなると翌日つらいので、直帰した。明るいうちに帰れてよかった。雨も降らなかったので手ぶらで身軽だった。