muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

誕生!中国文明、有元利夫展 ほか4つの美術館、博物館

オノレ・ドーミエ版画展

 仕事前に、都内の展覧会をいろいろ見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)誕生!中国文明(東京国立博物館)
(2)日本美術のつくりかた2(同上)
(3)「重要文化財 夏秋草図屏風 酒井抱一筆」公開(同上)
(4)ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い―交錯する夢と前衛―(東京芸術大学大学美術館)
(5)ナポリ・宮廷と美−カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで(国立西洋美術館)
(6)オノレ・ドーミエ版画展−カリカチュールと初期の政治諷刺画−(同上)
(7)没後25年 有元利夫展 天空の音楽(東京都庭園美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●中国文明
 今日が会期初日。開館すぐで天気が悪いこともあり、非常に空いていた。
 夏、商など非常に古い時代の文物から、北宋時代くらいまで。古いものはさすがに見応えあった。鼎(かなえ)とか。唐三彩もあり、非常に優美だった。優品揃い。
●酒井抱一
 この絵って、切手になってなかったか? 銀色が非常にすっきりした印象を与えていた。
●有元利夫
 芸大の先輩に当たる人。わずか38歳で亡くなった人。(自殺ではなく、病死。)
 中世フレスコ画の影響を受けていて、作品はまことに典雅な雰囲気だった。フーガや室内楽など、音楽に着想を得た題名の作品が並ぶ。
 卒業制作は大学買い上げだし(今回展示されていた)、安井賞も受賞して、まさにこれからと言うときに旅立ってしまった。まったく惜しい人を亡くしたと思う。これから先の展開が楽しみだったのに・・・。
 この人の名前は、この展覧会で初めて知ったけど、これからは注目したいと思う。
 今日の写真は、オノレ・ドーミエ版画展から。(撮影可。)